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日本歯周病学会
 第64回春季学術大会@東京

6/4(土)、新宿の京王プラザホテルで開催された第64回春季日本歯周病学会学術大会に、当院の歯科衛生士と参加してきました。学会参加のため臨時休診となり、皆様にはご迷惑をおかけしました。

コロナ禍で学会もすっかりWebで参加するものになっていましたが、久々の現地参加の学会。現地参加人数を1000人に絞ってのWebと現地参加のハイブリッド型の開催でしたが、だいぶコロナ前の学会の活気、熱気が戻ってきたと感じました。

今回は、私も『広範型重度慢性歯周炎患者に歯周組織再生療法を行った13年経過症例』というタイトルでポスター発表で参加しました。大学病院勤務時代から診ている患者さんで、今も遠方から当院にメインテナンスに来ていただいております。初診から15年、治療終了後から13年経過しており、その間3ヶ月に一度のメインテナンスを欠かさず継続されています。途中、虫歯になったり、歯周病の進行で抜歯したりと全く問題がないわけではありませんが、15年前に近隣の歯科医院で抜歯と宣告された歯は、歯周病の再生治療を行うことによって問題なく経過しております。

(治療詳細は2019.5.6のブログをご覧ください。 https://www.hikifune-dc.jp/cms/wp-admin/post.php?post=1088&action=edit)

歯周病は決して治らない病気ではありません。患者さん自身が病気にしっかり向かい合い、歯科医院で適切な治療が行われば長期的に歯を保存することは可能なのです。そして、治療終了後のメインテナンスがいかに重要かということを気づかせてくれた今回の症例発表でした。

写真は、大学病院勤務時代の恩師や同僚、後輩と。