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日本インプラント臨床研究会 
歯科医師・歯科衛生士合同セミナー

9/30(日)、秋葉原で行われた日本インプラント臨床研究会主催の歯科医師・歯科衛生士合同セミナーに、当院の衛生士3人と参加してきました。

今回の講師は、北海道で開業されている歯周病治療の大家の池田雅彦先生(池田歯科クリニック)と歯科衛生士の佐藤昌美先生。

「力評価とコントロール」という内容で池田先生、「ステップアップ歯周治療 みんなで学ぶプラークコントロールの基本」という内容で佐藤先生の講演でした。

歯周病は口の中の細菌による感染症ですが、20世紀初頭は、過度な咬合力が歯周病の原因と考えられている時代もありました。歯周病への咬み合わせの力(咬合力)の悪影響については、100年以上の論争があり、現在は『直接的な原因ではないが、歯周病を進行・悪化させる因子』として考えられています。しかし、依然その実態は分かっていません。

プラークコントロールはばっちりなのに、なかなか歯周病が治らない…。そのようなことを日々の臨床でよく感じることがありますが、治りにくい歯周病の陰には、常に喫煙と過度な咬合力が見え隠れします。

過度な咬合力として代表的なものに、睡眠時ブラキシズム(睡眠中の歯ぎしりと食いしばり)が挙げられます。

今回の講演では、池田先生が30年以上取り組んできた睡眠時ブラキシズムへの取り組みや、独自の評価法、自己暗示・自己観察による睡眠時ブラキシズムのコントロール法などを勉強することができました。

「自分に限ってしていない」と思っている方が多いのが睡眠時ブラキシズムです。また、自覚がある方や、ご家族に指摘された方、ぜひ「唇は閉じて歯を離す」と毎日寝る前に20回繰り返し唱えてみてください。