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日本口腔インプラント学会
 第47回学術大会@仙台

9/22(土)~23(日)、仙台の仙台国際センターで行われた第47回日本口腔インプラント学会学術大会に参加してきました。

まだまだ新しい治療法と思われがちなインプラント治療ですが、黎明期、発展期を終えて、成熟期に入ってきているのでしょうか、今回の学会では、特に新しいトピックスはなかったように思います。

その中でも、インプラントの歯周病とも言える「インプラント周囲炎」に関する講演や発表は、今回の学会でも多く見受けられました。

インプラント周囲炎の予防のためには、インプラントの周りのブラッシングが非常に重要になります。ただ、インプラントの周囲の歯肉が薄かったり、丈夫な歯肉でないと、歯ブラシを当てると歯肉に痛みを感じ、うまく磨けないことがあります。そのような時、患者さん自身の上顎の歯肉をインプラント周囲に移植する「遊離歯肉移植術」という手術を追加で行うことがあります。必ずしもやらないといけない手術ではありませんが、歯周病専門医が行うインプラント治療では、行われることが多いようです。私もほとんどのインプラント治療で、追加的にこの手術を行うようにしています。今回の学会でも、インプラント周囲炎の予防のために、インプラントの周囲のしっかりした歯肉(角化歯肉)が必要という意見が多かったように思います。

仙台といえばやはり牛タンなので、今回も友人と食べに行きました。その地方でしか食べられない食事も学会の楽しみの一つですが、今では仙台の牛タン有名店も東京に進出しており、10数年前に初めて仙台で食べた時ほど感動しなかったような…。