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第35回日本顎咬合学会学術大会

6/11(日)、有楽町の東京国際フォーラムで行われた第35回日本顎咬合学会学術大会に参加してきました。

日本顎咬合学会は、咬合のみならず歯科臨床の全ての領域を網羅した、まさに開業医のための学会です。たくさんある講演の中から、毎年テーマを決めて聞くようにしています。今年は、根管治療(根の治療)に絞って講演を聞きました。

根の治療は、歯周病治療と同じく歯科治療の基礎となる治療です。根の治療と歯周病の治療の是非が、治療した歯の成否を握ると言っても過言ではありません。

近年、根管治療で用いられる器具・器材の進歩は目覚ましいものがあります。特に、1990年代初頭の臨床応用以来、欧米では8割以上の歯科医師が使用していると言われている(日本では2割以下!)ニッケルチタンロータリーシステムは、いよいよ第5世代が登場しました。当院では現在、Reciplocというニッケルチタンロータリーシステムを使用していますが、今回の講演を聞いて、他のニッケルチタンファイルも導入し、各システムの利点をうまく活かせれば、さらに精密な根管治療ができるのではないかと考えています。

最新の器具や治療法が必ずしも優れているとは限りませんが、不易流行の考えで治療を行っていきたいと思います。