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噛める健康!人としての尊厳
(勉強会 JSCT4月)

4/12(水)、診療終了後に、所属する勉強会(JIADS Study Club Tokyo)に参加してきました。

今回は、大分県で開業されている河原英雄先生の特別公演でした。

総義歯治療でご高名な河原先生は、御年77歳。今回の講演のタイトルも『卒後50年を振り返って』でした。

このブログでも再三にわたり取り上げていますが、歯と認知症には深い関係があると言われています。歯を失うなどの理由で食物を噛めなくなることで、認知症リスクが高まることが判明しています。噛むという行為が脳を刺激し、認知症予防に有効であると考えられています。(詳しくは2017.2.4のブログをご参照ください)

合わない入れ歯を使っているために噛めない患者さんが、あるいは、寝たきりで、流動食しか摂ることができなかった患者さんが、河原先生の入れ歯の調整で噛めるようになり、噛む事により脳が活発になり、一人で立ち上がり、認知症が改善したという何人もの症例報告を拝見し、感動しました。

人としての尊厳を取り戻すこととは、まさにこんなことを言うのだと納得しました。

人間が生きていく上で噛むことは非常に重要な要素です。「生きることは食べること」、歯科の存在意義はまさにここにあるのではないでしょうか。