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歯周病になりやすい人、なりにくい人

一生懸命歯ブラシを頑張っていても、歯周病が進んでしまう方がいらっしゃいます。その一方で、歯科医院に通う習慣もなく、あまりブラッシングが上手でないのにも関わらず、歯周病が全く進まない方もいらっしゃいます。

この違いは何なのでしょうか?

1986年に発表された、<スリランカスタディ>という研究があります。

これは、スリランカの紅茶農園で働く、同じ民族、同じライフスタイルの480名の男性を対象にした研究です。

当時のこの地域の農民には歯を磨く習慣がなく、歯科医院に通う習慣もありませんでした。

そのような環境下で、歯磨きや歯科治療を受けないままで放置すると歯周病はどうなるのか?という疑問を15年間に渡って追跡調査したのです。

その結果、1割弱の方は、急速に歯周病が進行し、40歳代で全ての歯を失ってしまいました。

またその一方で、約1割の方はほとんど歯周病が進行せず、残りの8割の方は、ゆっくりと歯周病が進行しました。

これらの結果は、歯周病へのなりやすさには個人差があること、歯周病になりやすい方が歯周病治療を受けないと、若くして全ての歯を失ってしまうリスクが高いことを示しています。

歯周病にならない特殊な体質(?)でない限り、やはり定期的な歯科医院の受診が必要なようです。