歯周病は治る?歯科衛生士による中等度歯周病の改善例

2025/09/24 【歯周病, 治療例

歯周病が進行すると、手術や抜歯が不可避の場合があります。しかし、初期のうちや中等度程度の歯周病なら、歯科衛生士による歯周基本治療で治ることがあります(当院の歯周基本治療については、https://www.hikifune-dc.jp/treatment/#sec3 をご覧ください。)。

今回紹介するのは、中等度の歯周病の患者さんに、歯科衛生士による歯周基本治療のみで劇的に改善を認めた治療例です。

 

初診日:2019年5月

患者:40代 男性

主訴:「歯を磨くと歯肉から血が出るので診てほしい」

診断名:広汎型慢性歯周炎 StageⅡ GradeB

<治療経過の流れ>

ステップ1:資料採取とカウンセリング

・患者さんの現在の状態を把握し、診断するために歯周病の検査、レントゲン撮影、口腔内写真の撮影などを行います。

・患者さんに自分の口の中の状態を把握していただくために、歯周病とはどういう病気か、どのような治療を行うのか、治療期間、メインテナンスが必要な理由などを30分ほどかけて説明します。

ステップ2:歯科衛生士による歯周基本治療

・まず、患者さん一人一人に合った歯ブラシの選択やブラッシング方法の指導を行います。

・患者さん自身によるセルフケアの確立を図りながら、スケーリング(歯石などの除去)やSRP(汚染された歯根面の滑沢化)、PMTCと言われるプロフェッショナルクリーニングを行います。。

ステップ3:再評価

歯科衛生士による歯周基本治療でどの程度歯周病が治ったのか、治療効果を確認するため歯周病の検査を行います。ここで歯周病の改善を認めたらメインテナンス、改善しないようなら歯周外科手術を検討します。。

ステップ4:メインテナンス

治療終了後も、歯周病の検査、ブラッシング指導、歯石除去、PMTCなどを行い、歯周病が再発予防のため、歯科衛生士による3ヶ月ごとの定期管理を継続します。

<治療の概要>

治療期間:約半年

費用:すべて保険適用内

リスク:知覚過敏・歯肉の退縮・歯周病の再発など

<歯周病治療に精通した歯科衛生士による歯周病治療が必須な理由>

ただ、3ヶ月に一度歯石を除去しているだけでは歯周病の治療・予防にはなりません。

詳しい検査など資料採取による現状の正確な把握、正確なスケーリングやSRPなどによる原因の除去、生活習慣の改善、メインテナンスによる再発予防など歯周病治療に歯科衛生士の役割は多岐に渡り、だからこそ専門性のある歯科衛生士による歯周病治療が必須なのです。

 

👉 歯周病でお悩みの方やインプラント治療を検討されている方は、

曳舟駅・墨田区東向島の歯周病専門医「曳舟デンタルクリニック」までご相談ください。

 

 
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