重度の歯周病の方へのインプラント治療
 〜インプラント治療例⑥〜

2025/01/30 【歯周病, インプラント, インプラント, 治療例

歯周病が進行すると、抜歯が不可避の場合があります。

今回紹介するのは、重度の歯周病のため下の顎の歯を全て抜歯し、インプラント治療により口腔機能を回復した治療例です。

 

初診日:2019年3月

患者:56歳 男性

主訴:「歯がグラグラして咬めない」

診断名:広汎型慢性歯周炎 StageⅣ GradeC

<治療経過の流れ>

ステップ1:抜歯と暫間義歯の作製

重度の歯周病により、下顎の歯をすべて抜歯。咬合を保つために暫間義歯を作製しました。

ステップ2:骨造成(GBR)

歯周病により痩せた顎骨を再生させるため、数回にわたって骨造成手術を実施。

ステップ3:インプラント埋入手術(6本)

十分な骨量が確保できたのち、6本のインプラントを埋入しました。

ステップ4:仮歯から最終補綴へ

インプラント仮歯を経て、最終的にジルコニアブリッジを装着しました。

ステップ5:メインテナンス

治療終了後も、3ヶ月ごとの定期管理を継続しています。

<治療の概要>

治療期間:約2年

費用:骨造成・インプラント治療は保険適用外

リスク:手術直後の痛み・腫れ・唇の麻痺など

<インプラント治療に歯周病治療が必須な理由>

当院のブログで繰り返しお伝えしている通り、インプラント治療の前には歯周病治療が必須です。

重度の歯周病では顎の骨が痩せてしまうため、骨造成(GBR)による骨の再生が不可欠になります。

まとめ:機能と見た目を回復できた症例

 

治療期間は長期にわたりましたが、患者様には審美的にも機能的にも十分にご満足いただけました。

👉 歯周病でお悩みの方やインプラント治療を検討されている方は、

曳舟駅・墨田区東向島の歯周病専門医「曳舟デンタルクリニック」までご相談ください。

 

 

 
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