重度の歯周病の方へのインプラント治療
〜インプラント治療例⑥〜
歯周病が進行すると、抜歯が不可避の場合があります。
今回紹介するのは、重度の歯周病のため下の顎の歯を全て抜歯し、インプラント治療により口腔機能を回復した治療例です。
初診:2019年3月、56歳の男性
主訴:歯がグラグラして咬めない。
診断名:広汎型慢性歯周炎 StageⅣ GradeC
治療経過:①抜歯 ②暫間義歯の作製 ③骨造成④インプラント埋入手術(6本) ⑤インプラントの仮歯の作製 ⑥インプラント上部構造物作製(ジルコニアブリッジ) ⑧メインテナンス(治療終了後 3ヶ月に一度)
治療期間:約2年
費用:骨造成手術、インプラント治療は保険適応外になります。
リスク:手術直後の痛み、腫れ、唇の麻痺など
当院のブログで何度も触れていますが、インプラント治療の前には徹底的な歯周病治療が必須になります。
また重度の歯周病のため、インプラントを埋める顎の骨が痩せてしまっていますので、骨造成という顎の骨の再生治療が必要になります。
抜歯後、数回にわたる骨造成手術 (GBR) を行い、インプラントを埋める十分な骨の量を再生したのち、6本のインプラントを埋入し、ジルコニアブリッジを装着しました。
治療期間は長くなりましたが、患者様には審美的にも機能的にも十分に満足して頂けました。
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