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日本口腔インプラント学会
 関東・甲信越支部学術大会

2/11(土)、新宿の京王プラザホテルで開催された、日本口腔インプラント学会 関東甲信越支部学術大会に参加してきました。

この日、専門医教育講座では「骨代謝回転抑制剤投与患者に対する対応」という内容で京都大学口腔外科の別所和久教授の講演がありました。

近年、骨粗鬆症や腫瘍の骨転移、骨形成不全症などの予防や治療にビスフォスフォネート製剤(以下BP製剤)という薬剤が使われています。

BP製剤は、主に骨粗鬆症の治療薬・予防薬として日本国内だけでも数百万人に投与されている薬剤ですが、この薬剤を継続的に服用している患者さんが抜歯などの外科的歯科治療を受けると、顎の骨の壊死(骨が腐る)が起こることが2003年にフロリダの口腔外科医であるMarxらによって報告されています。

日本でも2010年に日本骨代謝学会、日本骨粗鬆症学会、日本歯周病学会などが共同で、BP製剤関連顎骨壊死に対するポジションペーパーを発表しています。しかしながら、Marxらの報告から十数年を経ても、未だに発生機序や治療法・予防法など分かっていないところも多いのですが、今回、最新の知見について学ぶことができました。

骨粗鬆症のお薬を処方されている方は、歯科医院受診の際は、必ずお薬手帳をご持参ください。